龍宮城
前半3つの展示では
ポピュラーな童話の名場面が
それぞれムード豊かに構成されたが
ここではその締めくくりとして
展示室いっぱいに懐かしい浦島太郎の
龍宮城が見事に再現された。
辺り一面は 青いすき通った光に包まれた海底
岩の間には昆布の群がゆらゆら揺れ
その間を無数の魚が泳いでいる。
その はるか向こうに竜宮城の建物が青く光り
亀に乗った浦島太郎が海中をぐるぐる回っている。
展示室いっぱいに流れる
楽しいメロディーと美しい照明演出。
それに 特に融合された香りが加わって
海底のムードを盛り上げた。
海底への夢は
昔から人々のあこがれであり
人々の心の中で大切にはぐくまれてきた。
観客は この展示室で
竜宮城を訪れた気分にひたりながら
人類の夢を懐かしみ
来たるべき海洋開発時代に
思いをはせたことであろう。
ここの珊瑚や各種の魚は
すべて実物であり最新の化学処理を
駆使して会期中に変質しないようにした。
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亀に乗った浦島太郎
昆布の奥に竜宮城